【物流DX】独自のデバイスピッキングシステムの開発

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当社では大手ネットスーパーの物流業務を受託しております。そのお客様は個人客向けに月間50万件という全国トップクラスの出荷実績を誇ります。しかし商品のおよそ4割にJANコードがない為、ハンディターミナルでの検品が行えず目視検品を行っており、品質の担保が難しい状況でした。ピッキング精度を如何に向上させるかが品質向上のカギです。

そこで当社はシステム会社と共同でNFC(NearFieldCommunication)タグを使用したデバイスピッキングシステム”Ravina”を開発しました。NFCタグとは近距離無線通信技術を使用した非接触ICチップを埋め込んだもので、NFC対応のスマートフォンをかざすだけで様々な動作を実行出来ます。目視検品作業者の負担軽減を目的として導入し、NFCタグを商品棚に設置し、スマートフォンを使用したデバイスピッキングを行う方式を採用。結果、導入前と比較しピッキングミスが5割以上削減という効果が出ています。デバイスピッキング本格稼働後は、お客様と共に設定したSLA(Service Level Agreement)に対して、毎月目標を達成、高い品質を維持しており、顧客満足度向上にも寄与しています。

現在ではバージョンアップした”Ravina_Ex”にて運用。品質向上に対して余念はありません。